ノンポルトの歴史 of 株式会社 潤匠

無リン、LAS、ABSを使用しない洗剤

「ヤシの実」ベースの中性洗剤

本製品の初期開発は古く、今から35年前に開発されました。

D7DDC4DED8B08B8CB6C0DBB8DE.jpgノンポルト ランドリー 旧カタログ当時、家庭から排出される台所用中性洗剤の公害がTVや新聞などで報道され、大きな社会問題となっておりました。人への影響としては、発がん性、催奇性、爪のはがれ、皮膚湿疹、アトピー性皮膚炎などの原因となり、自然界においては、河川における水生生物の生態系破壊などが問題視されておりました。

さらに台所用中性洗剤だけでなく、洗濯用洗剤も前述同様の人体、自然界に対しての悪影響に加え、特にリン酸塩(P₂O₅)が河川、海洋に対し、富栄養化による赤潮の原因や水系生物への異常などの被害を与えるため、これも大変な社会問題となっておりました。

これらは世界各国でも同様の問題として、地球規模での低公害洗剤への技術開発が要求されておりました。

このような社会背景の中、当社では、「無公害」を合言葉に、排出洗剤に係る諸問題に早くから研究、着手し、業界では初めての公害性のない洗剤の開発に取り組んでまいりました。

そして、昭和50年より、自然にやさしく、和やかに、環境をまったく害することのない、将来に渡って使用できる洗剤、自然と人間社会を調和する洗剤として、「ノンポルト」の開発に成功いたしました。

D7DDC4DED8B08B8CB6C0DBB8DE97A0.jpgノンポルト ランドリー 旧カタログ少し話が難しくなりますが、種を明かせば、当時、台所用や洗濯用洗剤の主成分である界面活性剤は、ABS(アルキルベンゼンスルフォン酸塩)、LAS(リニアアリキルベンゼンスルフォン酸塩)や合成アルコールが使用されておりました。これらは、現在でも一部他社製品には使用されておりますが、洗浄力が強い反面、毒性も強く、難分解性で残留成分が多く残ってしまう特徴があります。これらの成分が上述の問題を起こしていたのです。

当社では、このような問題成分を一切排除し、主原料を天然椰子油から抽出した天然アルコールとSAS(ソジュームアルカンスルフォネート)を特殊配合することで、人の生活環境に対しても、自然界に対しても、安全で和やかに調和のとれた洗剤「ノンポルト」を開発することができました。

今後も環境保護を重視した商品を開発し、社会貢献を進めて参りたいと考えております。


* 「ノンポルト」の名称は、英語で無公害と言う意味で、公害性の少ない商品として名付けられました。
* 「ノンポルト」は、排水環境において生分解99.9%以上 完全分解型です。